小柳淳二のページ
プロフィール
名前
小柳淳二（こやなぎ じゅんじ）
研究内容
学生時代はゲーム理論と待ち行列理論を研究し，
鳥取大学に来てからは，主に待ち行列の保全や最適選択問題に取り組んでいます．
講義内容
確率に関する講義（確率システム工学）とメインとして，
数値解析，計算機システム演習などのコンピュータを使う講義，
応用数学（ラプラス変換など）を教えています．
演習用プログラム，マクロ
２階微分方程式の特殊解の問題を生成します．右辺は 指数関数（定数含む）のパターンのみです．
微分方程式の問題の生成プログラム - （ラプラス変換での解法，C 言語，LaTeX が必要，生成される問題例
行列演習用ブック - 行列の掛け算，行列式，逆行列の演習(Excel マクロを利用)
行列掛け算説明用ブック - (Excel マクロを利用)
逆行列（余因子行列）説明用ブック - (Excel マクロを利用)
趣味
ピアノをやっています．ショパンのワルツやノクターンの易しいのを弾ける程度です．
大学時代にコントラクトブリッジを覚え，ライフマスターです．
主な論文
An On-Demand Bus Model with a Center of Local Area
- 著者：
J. Koyanagi and Yasuhiro Hikino
- 掲載誌：
Proc. of 6th Asia-Pacific Int. Symp. on Advanced Reliability and Maintenance Modeling,
Sapporo, Japan, pp.263-270, 2014 年 8 月
- 概要：
地域中心地と村落間を結ぶオンデマンドバスで往復の交通を考慮した場合の
バスの期待利用者数を計算するモデルを扱った．
A distribution of quick chargers used by electric vehicles
on an expressway considering with the type of charging place
- 著者：
J. Koyanagi
- 掲載誌：
19th ISSAT Int. Conf. on Reliability and Quality in Design,
Honolulu, U.S.A., pp.470-473, 2013 年 8 月
- 概要：
電気自動車が高速道路上で充電するときに，
SA と PA で利用に差がでると考えたモデルを扱った．
A distribution of finite chargers occupied by electric vehicles on expressway
- 著者：
J. Koyanagi
- 掲載誌：
2012 Asia-Pacific Int. Symp. on Advanced Reliability and Maintenance Modeling,
Nanjing, China, pp.271-278 2012 年 11 月
- 概要：
電気自動車が高速道路上で充電するときに，SA と PA で
利用に差がでると考えたモデルを扱った．
Discrete time models of on-demand bus system in local area
- 著者：
J. Koyanagi and H. Kawai
- 掲載誌：
17th ISSAT Int. Conf. on Reliability and Quality in Design,
Vancouver. Canada, pp.335-338, 2011年8月
- 概要：
過疎地における路線バスとして，オンデマンドバスの利用予測モデルを提案し，２種類のオンデマンドバスの比較をおこなった．
A discrete time model of congestion in charging stations
for electric vehicles on an expressway
- 著者：
J. Koyanagi and H. Kawai
- 掲載誌：
Proc. of the 7th Int. Conf. on Mathematical Methods in Reliability Theory. Methods. Applications,
Beijin, China, pp.578-581, 2011年6月
- 概要：
高速道路を電気自動車が走るようになった場合，充電場所の混雑が問題になると考え，混雑状況を予想するモデルを提案した．
An optimal waiting policy in a system of multiple queues
with the shortest queue discipline
- 著者：
J. Koyanagi and H. Kawai
- 掲載誌：
Quality Technology & Quantitative Management Vol.8, No.1, pp.67-73, 2011年3月
- 概要：
一般客が複数の待ち行列から，もっとも短い行列を選べるという状況で，待ち合い室を持つ特別客がどのように行動すれば待ちコストを最小にできるかを分析し，2つの分割点を持つ閾値政策が最適であることを示した．
An optimal deferment time for a special customer in a discrete time queueing system
- 著者：
J. Koyanagi and H. Kawai
- 掲載誌：Proc. 4th Asia-Pacific International Symposium,
Wellington, N.Z. pp.373-380, 2010年12月
- 概要：到着時に待ち行列に並ぶのを延期することができる特別客の最適行動について分析した．１か２単位時間の延期ができる場合の最適政策の性質を証明した．
An equilibrium of threshold policies of two types of customers
in a system with observable and unobservable queues on arrivals
- 著者：
J. Koyanagi and H. Kawai
- 掲載誌：16th ISSAT Int. Conf. on Reliability and Quality in Design,
Washington D.C. U.S.A. pp.333-337, 2010年8月
- 概要：到着時に観測できる待ち行列とできない待ち行列があるシステムにおいて，観測できないほうに移動するかを２種類の客が閾値政策で行動する場合の均衡点について数値計算を実行し，その傾向について分析した．
An equilibrium of threshold policies in a queueing system
with observable and unobservable queues on arrivals
- 著者：J. Koyanagi and H. Kawai
- 掲載誌：15th ISSAT Int. Conf. on Reliability and Quality in Design,
San Francisco, U.S.A. pp.191-195, 2009年8月
- 概要：
到着時に観測できる待ち行列とできない待ち行列があるシステムを想定し，観測できないほうに移動するかを閾値政策で行動する場合の均衡点について数値計算を実行し，その傾向について分析した．
An Optimal Wait Policy in Two Discrete Time Queueing Systems
- 著者：
J. Koyanagi and H. Kawai
- 掲載誌：Recent Advances in Stochastic Operations Research II (T.Dohi, S.Osaki, K,Sawaki 編), World Scientific, pp.69-77, 2009年8月
- 概要：
2つの待ち行列に入るか，待合室で待つことを選択できる特別な客の最適政策について分析し，待ちコストを最小にする政策が単調な政策となる条件を分析した．
An optimal waiting policy in a system of two queues with the shortest queue discipline
- 著者：
J. Koyanagi and H. Kawai
- 掲載誌：
Proc. of the 3rd Asian Int. Workshop, Taichung, Taiwan, pp.40-47, 2008年10月
- 概要：
２つの待ち行列を持つシステムにおいて，一般客が短いほうの行列を選べるという状況で，待ち合い室を持つ特別客がどのように行動すれば待ちコストを最小にできるかを分析し，2つの分割点を持つ閾値政策が最適であることを示した．
An Optimal Policy to Minimize Delay Costs Due to Waiting Time in a Queue
- 著者：
J. Koyanagi and H. Kawai
- 掲載誌：
Recent Advances in Stochastic Operations Research (T.Dohi, S.Osaki, K,Sawaki 編), World Scientific, pp.225-234, 2007年1月
- 概要：
2種類の仕事処理を考え，期限後に処理が終了したときに，期限を越えたコストと遅れに比例したコストの合計を最小化する政策について分析し，最適政策の性質を証明した．
An optimal policy to minimize expected tardiness cost due to waiting time in the queue
- 著者：
J. Koyanagi and H. Kawai
- 掲載誌：
Proc. of the 2004 Asian International Workshop, Hiroshima, Japan, pp.285-292, 2004年8月
- 概要：
離散時間システムでの，待ちを伴う２種類の作業が期限内に終わらないとき，遅れた時間に比例したコストがかかる状況での，最適政策の構造の性質を導いた．"
An optimal age maintenance for an M/G/1 queueing system
- 著者：
J. Koyanagi and H. Kawai
- 掲載誌：
Mathematical and Computer Modelling, Vol.31, No.11-13, pp.1333-1338, 2003年12月
- 概要：
故障までの時間がある時間分布に従う待ち行列サーバの最適保全政策について分析し，一定期間後にサーバが空なら保全を行い，そうでなければ，故障するまで使うモデルを分析し，保全時間の性質を導いた．
An optimal policy for joining a queue in processing two kinds of jobs
- 著者：
J. Koyanagi and H. Kawai
- 掲載誌：
Computers and Mathematics with Applications, Vol.46, No.7, pp.1081-1087, 2003年10月
- 概要：
連続時間システムでの，待ちを伴う２種類の作業（一種類は作業時間が確率分布で与えられる）が期限内に終わらないとき，遅れた時間に比例したコストがかかる状況での，最適政策の構造の性質を導いた．
An optimal maintenance policy for a server with decreasing arrival rate
- 著者：
J. Koyanagi and H. Kawai
- 掲載誌：
Mathematical and Computer Modelling, Vol.31, No.10-12, pp.225-234, 2000年5月
- 概要：
客から注文を受けて，物を生産し収入を得るシステムで，システムが劣化するにつれて注文が減少し，注文がキャンセルできるとき，保全政策は決定時点の客の人数，サーバーの状態に対して単調に変化することを示した．
An optimal maintenance policy for a server with decreasing arrival rate and non-cancelable customer
- 著者：
J. Koyanagi and H. Kawai
- 掲載誌：
J. of Quality in Maintenance Engineering, Vol.4, No.4, pp.299-311, 1998年10月
- 概要：
客から注文を受けて，物を生産し収入を得るシステムで，システムが劣化するにつれて注文が減少するとき，客の注文をキャンセルできない場合の，保全政策は決定時点の客の人数，サーバーの状態に対して単調に変化することを示した．
An optimal maintenance policy for a queueing system server under periodic observation
- 著者：
J. Koyanagi and H. Kawai
- 掲載誌：
Int. J. of Reliability, Quality and Safety Engineering, Vol.4, No.4, pp.357-367. 1997年12月
- 概要：
待ち行列システムのサーバーが，ある故障時間分布にしたがって故障する場合，定期的にそのシステムを観測し，保全するシステムを分析し，待ち行列人数と観測回数に関して単調な最適政策となることを示した．"
An assignment problem for a parallel queueing system with two heterogeneous servers
- 著者：
J. Koyanagi and H. Kawai
- 掲載誌：
Mathematical and Computer Modelling, Vol.22, pp.173-181, 1995年10月
- 概要：
並列待ち行列システムにおいて，到着客をどの待ち行列に割り当てるかによってコストを最小化することを議論した．待ちコストと移動コストの両方を考慮したとき，閾値政策が最適であることを示した．"
An optimal maintenance policy of a discrete time Markovian deterioration system
- 著者：
H. Kawai and J. Koyanagi
- 掲載誌：
Computers & Mathematics with Applications, Vol.24, pp.103-108, 1992年7月
- 概要：
離散時間マルコフ的劣化システムに対し，取替に遅れが許される場合における最適点検・取替方策を議論した．
Optimal strategies for some team games
- 著者：
N.Katoh, J.Koyanagi, M.Ohnishi and T.Ibaraki
- 掲載誌：
Discrete Applied Mathematics, Vol.35, pp.275-291, 1992年3月
- 概要：
個人戦により一方の選手がすべて敗者となるまで個人戦を続ける団体戦（勝ち抜き戦，殲滅戦）では，
個人戦の勝敗確率に Bradley-Terry モデルを採用すると
オーダーに依存せず団体の勝敗確率が決定されることを示した．
