研究テーマ

この研究室では,確率を用いて「不確実な状況」を表現し,その環境での「人の意思決定とその結果」の分析方法を研究テーマとしています.例えば,「宝くじ」は購入した「くじ」に対して,当選金額が「不確実な状況」です.これに対して,この「くじ」を購入するかどうかは「人の意思決定」です.購入者の意思決定に対して,販売者側は「結果」としてどれだけの売り上げが生じるかということに関心があります.当選金額の設定が売り上げの増減にどのような影響があるのかということが研究対象の一例となります.

研究対象の例

どのようにサービス水準を考えるか  客をサービスするシステムとして,銀行 ATM などがあります.一般的に待ち行列システムとよばれるこのようなシステムでは,どのようにサービスを実施するかが研究対象となります.この研究室では,待ち時間をある時間以下にする.客の不公平感をなくす(自分より後に来た客のサービスが早かった)など様々なサービスの質を数値で表現する方法,また,その向上方法を考えます.

通信サービスの向上

 スマートフォンなどの普及にともない,データ通信量は増加の一途をたどり,快適な通信サービスの維持にはハードウェアの進歩だけでは不十分です.利用者ごとに通信サービスの料金体系をどのように整備すれば,各ユーザーに満足な通信サービスを提供できるか考えます.

充電サービスの向上

 普及しつつある電気自動車ですが,十分な充電器が存在しなければ,充電時に待たされてしまうことになり,電気自動車の利便性が発揮できなくなります.このような事態をなるべく避けるための充電器設置方法,将来の充電時間,走行距離の技術革新の影響について考えます
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